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カテゴリ:電子辞書
一昨年に初めて購入し、昨年「JIS第4水準まで収録」という新機能にひかれて買い直しましたが、今年の新機能にまたしても「やられたっ」感が……。
そうなんです。ついに縦書き表示機能が搭載されたんです。せっかくテキストを表示できる機能を持っていたのに、これまで表示は横書きだけでした。せっかく古文などの全文をダウンロードしてきても、横書き表示ではねえ。もちろん、「画面で読む」のは無理があるようです。 ざっと眺めるのならいいのですが、「熟読」できるか、と言われるとどうもいけません。私は新しもの好きなので、これまでも色々ソフトなどを工夫して来ましたが、パソコンなどの画面では、どうしても「読む」気にはなれませんでした。それは、横書きであるというだけではないようです。縦書き表示のできる「T-Time」とか「Azur」などのソフトはさんざん使いましたから。 やはり、紙と画面では根本的に何かが異なっているようです。 しかし、電子辞書では「ジャンプ」機能をうまく利用すると、辞書を参照しながら読めるんです。これは、パソコンよりも便利な機能です。MacもLeopardになってから、「辞書」というソフトが加わり、だいぶこれに近づきましたけれど、手軽さでは電子辞書にはかないません。 さらに、縦書き表示機能まで搭載されてしまっては……。 さらに、毎年新機種を買うハメになるのもくやしいので、いろいろ調べてみたのですが、やはり収録されている辞書の偏りが気になります。 たとえば、新しく「書き順辞典」が収録されたのは、一番国語系コンテンツの充実した機種ではなく、さらにその「書き順辞典」は、単体の追加ソフトとしては発売されていないようであること。 同じく、学習系のソフトの追加もまだできるようになっていません。 もう一つ、これは贅沢ですが、プレーンテキストだけではなく、HTMLのタグに対応してくれればうれしい。 短いならいいのですが、収録できるテキストファイル数に制限があるので、「徒然草」を1ファイルで管理していると、なかなか目的の章段が見つけられない。さらにキーワード検索もできれば、完璧なんですが……。 う〜ん、さすがに今年は静観するかな〜。 でも、子供たちの入学祝いに電子辞書を買ってやろうという話になっているんだよな。今使っているのを子供にまわして、私は新機種をってわけにはいかないだろうなあ(苦笑)。 ![]() 電子辞書を買い換えました(笑)。同じカシオのXD-GW6400です。手書き入力などの新機能はどうでもよかったのですが、漢字が「JIS第4水準まで収録」という機能拡張に、思わずふらふらっと来てしまいました。 実際、手書き入力はそれほど使用頻度は高くありません。 最後まで迷ったのは、高校生向けの機種でした。 こちらには、受験に必要な社会の山川出版社の事典、理科系の事典がたくさん入っています。 国語を中心に教えていても、どうしても社会や理科を聞かれることがあります。しかし、高校生モデルには国語系コンテンツでどうしても譲れないものが収録されています。 かなり迷った挙げ句に、液晶サイズも考慮して前に購入したものの後継機である上記の機種にしました。 しかし、高校生向けのコンテンツは後から追加できないんですよね。 しかも、古語辞典は旺文社の「全訳古語辞典」だけ。 時代別古語辞典や、古語大辞典を収録しろとは言わないけれど(実は、言いたい)、後から追加でもいいから、もっとコンテンツを増やしてくれないものでしょうかねえ。 ところで、先日高校生に教えていて気づいたのが、「ほとんど機能を使いこなしていない」ということでした。 「漢字源で○○の漢字を引いたら、ジャンプで国語事典に飛んで……」と言ったら、「ジャンプってなんですか」だって(笑)。こうしてああして、と教えると、「へえ、便利ですね。今まで使ったことない」だって(苦笑)。せっかくの電子辞書なのにねえ。一番電子辞書の有利な点(コンパクトで持ち運びに便利ってのが一番かもしれないけれど)を使っていないのだから……。 高校の先生は「紙媒体と電子媒体のそれぞれの長所と短所」なんて眼中にないんでしょうね。 今、妻と話していて、紙媒体では引きにくい辞典、つまり巻数の多い小学館の「日本国語大辞典」や、大修館の「諸橋大漢和辞典」ような辞書こそ、電子辞書にふさわしいと言っていました。私も全くそう思います。 でも、出ないんだろうなあ。
テキストビューワーが横書きなのには、だいぶ慣れてきました。元々、ネットで文章読むのは「azur」などの特別なソフトを使う以外は、どうしても横でしたしね。
ひとつ便利なのは、読んでいるテキストファイルから辞書にジャンプできること。古文を読んでいて古語辞典へ飛んだり、英文を読んでいて英和辞典に飛んだりという使い方ができます。 そう。いま「英文」と書きましたが、英語なら横書き表示なんだからそのまま読めるわけですね。グーテンベルク・プロジェクトからいくつか拾ってきて入れてみました。英語では単語ごとにジャンプできますので、とても便利です。 しかし、問題点もいくつか見えてきました。 まず、文字コードが原則シフトJISに限定されているようで、フランス語のアクサンやドイツ語のウムラウトなどが化けてしまいます。グーテンベルク・プロジェクトでは、それらを考慮したのか、アクサンなしのテキスト(いわゆるASCIIテキスト)も作っていますが、やはり物足りない。 次に、長い文章でジャンプや検索ができない。1行ないし1ページずつめくっていかないといけないので、ジョイスの『ユリシーズ』が単一のファイルになっているような状況では、「第○章を見たい」と思っても、順繰りにめくっていくしかありません。これは辛い。現に『平家物語』で、「敦盛の最後」までたどり着くのにかなりかかりました。 また、英文で表示されるのはセリフ系のフォントなのですが、等幅で、あまり美しいとは言えないのです。 やはり、あまり長いテクストを読むには適していないように思われます。 もちろん、これらの希望をすべて叶えるにはパソコンでも、色々工夫しなければならないわけですから、贅沢なんですけれどね。
使用して2週間。使ってみてわかったこと。
1難読語をひくのは難しい。 コンピューター用のシステムソフト電子辞典シリーズを長く愛用していたので、「漢字変換した語句(文字)からもひける」のに慣れてしまっているからだと思う。 2テキストブラウザも横書きなのが辛い。 私の専門は国語。古典文学のデータベースからおとしたテキストファイルを入れてみた。当たり前の話だが、横書きでしか表示されない。「源氏物語」を横書き表示で読むのは、予想してはいたが、やはり辛いものがある。 3ジャンプ先が限定される そのテキストブラウザからジャンプしようとすると、ジャンプ先を一つの辞書に指定するダイアログが表示される。複数の辞書が指定できないのが痛い。 しかし、確かに、複数(それも数十)の辞書が、薄目の文庫本サイズに収まってしまうのだから、携帯性は非常に高い。横書きを我慢できるのなら、ダウンロードした「源氏物語」「伊勢物語」「平家物語」「大鏡」「徒然草」「枕草子」等々の古今の古典文学、青空文庫などを使えば、漱石や鷗外の全集すら、1冊の文庫本サイズで持ち歩くことができる。 なかなか売れていないように見える(失礼)、電子ブックビューワーを単体で売ろうとするよりも、これら電子辞書に機能を付加する形で作った方がより普及するのではないだろうか?いや、これも私だけの趣向なのかもしれないけれど(苦笑)。
私は、日本文学出身なので、ずっと印刷物の辞書(縦書き)に固執していましたが、仕事の都合で、ついに電子辞書を購入しました。カタログを眺めていて思ったのですが、電子辞書の市場は「ビジネスマン」と「受験生」に二分化されているようですね。
「ビジネスマン」系の辞書は、日本語、英語、そして健康関係の辞書(コンテンツ)が充実している反面、受験用の「現代文学事典」とか「化学事典」などが収録されていない。時折、理科の質問を受けることもあるので、散々国語系の充実した「ビジネスマン」タイプか、数学や理科のコンテンツの充実した「受験生」タイプにするか悩みました。結局、専門の国語系の充実したタイプにしました。 しかし、このような「電子系」のものって、「ビジネス」か「学習」かのいずれかに特化されてしまうようですね。パソコン用の辞書もいくつか導入したのですが、そのときには「古語辞典」はありませんでした。今回痛感したのは、「教える側」に立った電子辞書のないことでした。 < 前のページ次のページ >
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